【Rico】アラヴィンド創設者ドクターVの生き方

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中学生アンバサダーのRicoです!今回は皆さんにぜひ知っていただきたい本をご紹介します。

突然ですが、インドでは失明により、多くの人が仕事・家族を奪われ、貧困の大きな原因となっていることをご存知でしょうか。

アラヴィンドは「治せる失明を世界から根絶する」というヴィジョンのもと、インド南部の古都マドゥライに本拠を置くアイケアグループです。ドクターVが11床から始めた小さな眼科医院は、ハーバードビジネススクールをはじめとした世界的な組織からの注目を集めるほどに成長しました。

Aravind Eye Care System

私は「ビジョナリーであるということ」(原題Infinity Vision)というアラヴィンドの物語をまとめた本を今朝に読み終わり、今だに驚きの余韻に浸っています。

マクドナルドから着想を得た、超効率な医療システムが有名なアランヴィドですが、根本にあるのは「慈悲の心」。同じ治療でも費用にいくつかのオプションがあり、患者自身が選ぶことができます。社会貢献の側面が大きいものの、寄付にもほとんど頼らず経済的に自立して運営されています。

創設者ドクターVには、はっきりとしたヴィジョンを持ち、それを周りに色鮮やかに魅せる力がありました。もちろんインドの家父長制が、ドクターVに有無を言わせず、発展に大きく貢献したという背景はあります。それも含めて、ドクターVは自分の財産を最大限に活かして、妥協せず、余裕に甘えず、できることを突き詰めていったのです。

ここまでのヴィジョンが実践されたのは、「インドだったから」という理由が大きいのではないかと私は感じました。宗教から形作られた慈悲のマインド、常に変化する社会、混沌の中を生き抜く人々。全てを兼ね揃えているからこそ、成功したイノベーションといえるのではないでしょうか。

そんなインドから、日本はどこを学び、どう活かしていくのか、皆さんと共に考えていきたいと思えた本でした。

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